楽天SCHDはやめとけ?新NISAで買わない3つの理由と向いている人
「楽天SCHDはやめとけって本当?」
「高配当株に投資したいけど、S&P500とどちらがいいの?」
新NISAで投資を始めると、こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
こんにちは、パパカケルです!
私は2019〜2021年頃からS&P500への投資を始め、現在は1,000万円以上の投資資産を運用しています。
これまで個別株で利益を出したこともあれば、大きな損失を出したこともあります。Apple株では株価が購入時の2倍になり、IPOに当選した経験もあります。
そんな私が現在、資産形成の中心に選んでいるのは、S&P500に連動する投資信託の長期積立です。
そして、楽天SCHDには今のところ投資していません。
最初に結論をお伝えすると、楽天SCHDが悪い商品だからではありません。今の私の投資目的に合っていないからです。
この記事では、私が楽天SCHDを買わない3つの理由と、実際の投資経験、そして将来SCHDを購入する可能性について紹介します。
楽天SCHDとは?高配当株に投資できる投資信託
楽天SCHDの正式名称は「楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」です。
米国の高配当株式に投資するETF「SCHD」を主な投資対象とし、配当収益の確保と中長期的な値上がり益の獲得を目指す投資信託です。
主な特徴は以下のとおりです。
- 米国の高配当株式に幅広く投資できる
- 原則として年4回の決算がある
- 分配金を受け取る運用ができる
- 為替ヘッジがなく、円高・円安の影響を受ける
- 新NISAの成長投資枠で購入できる
※決算が年4回あることと、毎回必ず分配金が支払われることは別です。分配金の金額や支払いは保証されていません。
高配当株に個別で投資する場合、銘柄選びや管理が必要になります。その点、楽天SCHDは投資信託を通じて複数の企業に投資できるのが魅力です。
ただし、高配当株を中心とした運用だからといって、元本が保証されるわけではありません。
株価の下落や為替変動によって、投資資産が減少することもあります。
私が楽天SCHDを買わない3つの理由
理由① 今は分配金より資産の成長を優先したい
これが私にとって最大の理由です。
私は現在39歳。仕事を続けながら、将来に向けて資産形成をしている段階です。
今すぐ投資から毎月の生活費を得たいわけではありません。
それよりも、10年後、20年後に向けて、資産をできるだけ大きく育てたいと考えています。
もちろん、楽天SCHDも株価の値上がりによる利益を期待できます。高配当株だから成長しない、というわけではありません。
ただ、私が重視しているのは、受け取る分配金の多さではなく、分配金も含めたトータルリターンと、長期運用の続けやすさです。
そのため、現時点ではS&P500に連動する投資信託を中心にしています。
理由② 分配金を再投資するなら、NISA枠の使い方も考えたい
楽天SCHDの魅力は、定期的な分配金を期待できることです。
ただし、今の私には、その分配金をすぐに使う予定がありません。
受け取っても結局は再投資することになると思います。
ここで知っておきたいのが、新NISAの仕組みです。
新NISAでは、投資信託の分配金を受け取るだけで新たな投資枠が消費されるわけではありません。
一方、受け取った分配金をNISA口座で再投資する場合は、新たな買い付けとして投資枠を使用します。
楽天証券では、再投資時にNISAの買付可能枠が不足している場合、課税口座で再投資される仕組みになっています。
また、投資信託の分配金は、原則として支払われた分だけ基準価額が下がります。
つまり、分配金は銀行預金の利息のように、保有資産とは別に無条件で増えるお金ではありません。
私は今のところ、分配金を受け取って再投資するよりも、分配金を頻繁に出さず、運用を続けられる投資信託の方が自分に合っていると考えています。
※新NISAの成長投資枠は年間240万円、つみたて投資枠は年間120万円です。制度や証券会社ごとの取り扱いは、購入前に最新情報を確認してください。
理由③ S&P500を中心としたシンプルな運用を続けたい
投資を始めた頃は、いろいろな商品が気になりました。
個別株、IPO、高配当株、成長株……。
魅力的な投資先を見つけると、つい購入したくなるものです。
でも、投資を続けるうちに考え方が変わりました。
あれこれ商品を増やすよりも、自分が納得できる投資方針を決めて、それを継続する方が性格的にも合っていると感じたのです。
私の場合は、S&P500への長期積立がその答えでした。
もちろん、S&P500も米国の大型株に集中する投資であり、株価下落や為替変動のリスクがあります。
将来の成績が楽天SCHDを上回る保証もありません。
それでも、今の自分にはシンプルに積立を続ける方法が合っていると思っています。
個別株で成功も失敗もした私が、長期積立に落ち着いた理由
ここからは、少し私自身の投資経験を紹介します。
Apple株でダブルバガーを達成
個別株投資では、Apple株が購入時の2倍になったことがあります。
いわゆる「ダブルバガー」です。
株価が大きく上昇したときは、もちろんうれしかったです。
しかも私は、2倍になった時点でも売却せず、そのまま保有を続けました。
個別株ならではの大きな利益を経験できたことは、投資を続けるうえで印象に残っています。
ただし、すべての銘柄で同じように成功できたわけではありません。
YouTuberを信じてZoom株を購入し、大損
私が特に反省しているのが、コロナ禍でのZoom株への投資です。
当時はオンライン会議が急速に普及し、Zoomというサービスが大きく注目されていました。
そんな中、あるYouTuberが「Zoomはこれから伸びる」といった趣旨の話をしていたのです。
私はその意見を信じ、十分に自分で考えないまま購入してしまいました。
結果は、大きな損失。
今振り返ると、問題はYouTuberの予想が外れたこと以上に、自分で企業の価値やリスクを調べず、他人の意見に投資判断を委ねてしまったことでした。
株価が上がると聞けば買いたくなる。
周りが盛り上がっていると、自分も乗り遅れたくなくなる。
投資では、こうした心理が判断を狂わせることがあります。
この経験から、投資の判断は最終的に自分で行うべきだと学びました。
IPO当選も経験。それでも長期積立を選んだ
IPOに当選したこともあり、個別株投資ではさまざまな経験をしてきました。
成功すると楽しいですし、投資の醍醐味も感じます。
でも、銘柄選びや売買タイミングを考え続けることには、それなりの時間と労力が必要です。
私は仕事もありますし、家族と過ごす時間や趣味も大切にしたい。
だからこそ、現在は投資信託の長期積立を中心にしています。
株価が下がっても、基本的には積立を継続する方針です。
もちろん、長期積立なら必ず利益が出るわけではありません。
それでも、個別株での成功と失敗を経験した私にとって、**「自分に合った方法を無理なく続けること」**が何より大切だと感じています。
楽天SCHDとS&P500、どちらがいい?
楽天SCHDとS&P500に連動する投資信託は、どちらも米国株式への投資という共通点があります。
ただし、投資対象の選び方や分配方針には違いがあります。
| 比較項目 | 楽天SCHD | S&P500連動型投資信託 |
|---|---|---|
| 主な投資対象 | 米国の高配当株式 | 米国の主要大型株約500社 |
| 運用の特徴 | 配当や企業の財務指標などを重視 | 米国大型株市場の値動きに連動 |
| 分配金 | 年4回の決算で分配する場合がある | 商品によって異なる |
| 値上がり益 | 期待できる | 期待できる |
| 主なリスク | 株価下落・為替変動など | 株価下落・為替変動など |
| 私の使い方 | 将来の選択肢 | 現在の資産形成の中心 |
※S&P500連動型投資信託にもさまざまな商品があります。上記は一般的な比較です。
大切なのは、高配当株とS&P500のどちらが絶対に優れているか、ではありません。
分配金を受け取りたいのか。
それとも、今は受け取らずに資産を育てたいのか。
自分の投資目的によって、選び方は変わります。
楽天SCHDが向いている人・向いていない人
楽天SCHDが向いていると考える人
- 定期的な分配金を受け取ることに魅力を感じる人
- 投資から得た現金を生活費や趣味に活用したい人
- 米国の高配当株式に分散投資したい人
- 株価の変動や分配金の減少リスクを理解している人
特に、資産を増やす段階から、資産を使う段階に移った人にとっては、検討する価値があると思います。
楽天SCHDが向いていないと考える人
- 現時点では分配金を使う予定がない人
- 分配金を受け取らずに長期運用したい人
- 投資商品をできるだけシンプルに管理したい人
- 高配当株なら安全だと思っている人
ただし、これらに当てはまるからといって、楽天SCHDを購入してはいけないわけではありません。
あくまで、自分の投資目的に合っているかを判断するための目安です。
退職後は楽天SCHDを買うかもしれない
ここまで楽天SCHDを買わない理由を書いてきましたが、実は将来的には購入する可能性があります。
それは、退職して資産を使う段階になったときです。
今は毎月の給与収入があるため、投資から現金を受け取る必要性はそれほど感じていません。
でも、退職後は事情が変わります。
年金に加えて、投資資産からも現金収入が得られれば、生活や趣味の選択肢が広がるかもしれません。
例えば、旅行や外食、家族との時間に使うお金です。
そのときには、S&P500に連動する投資信託を必要に応じて取り崩しながら、一部を高配当商品に振り向け、分配金を受け取る方法も考えています。
ただし、ここで一つ注意したいことがあります。
分配金を受け取れば保有口数を売らずに済む場合がありますが、資産価値が減らないわけではありません。
分配金の支払いによって基準価額は下がりますし、相場が悪化すれば元本も減少します。
「分配金なら資産を減らさず生活できる」という考え方は、正確ではありません。
それでも、定期的に現金を受け取れる仕組みには、心理的な魅力があると思います。
今は資産を育てる。
将来は資産を活用する。
その段階で、楽天SCHDを改めて検討したいと考えています。
新NISAを始めるなら、証券口座選びも大切
これから投資を始める方は、投資信託の選び方だけでなく、証券会社の比較も大切です。
確認しておきたいのは、取扱商品、手数料、積立機能、使いやすさなどです。
特に楽天SCHDの購入を検討している場合は、利用予定の証券会社で実際に取り扱っているかを確認しましょう。
また、証券口座を開設したからといって、すぐに投資する必要はありません。
まずは自分の家計や生活防衛資金を確認し、無理のない金額から考えることが大切です。
まとめ|楽天SCHDはやめとけ?私の答え
楽天SCHDは、米国の高配当株式に手軽に投資できる魅力的な商品です。
ただし、私は今のところ購入していません。
その理由は次の3つです。
- 今は分配金より資産の成長を優先したい
- 分配金の再投資と新NISA枠の使い方を考えたい
- S&P500中心のシンプルな長期積立を続けたい
個別株で大きな利益を得たこともあれば、他人の意見を信じて失敗したこともありました。
そうした経験を経て、私がたどり着いたのは投資信託の長期積立です。
とはいえ、これはあくまで現在の私に合っている投資方法。
退職後、資産を使う段階になれば、楽天SCHDのような高配当商品を取り入れる可能性もあります。
投資の正解は一つではありません。大切なのは、自分が何のために投資をしているのかを明確にすること。
周りの意見や流行に流されず、自分が納得できる投資方法を選んでいきたいですね。
※この記事は筆者個人の投資経験と考え方を紹介するものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。制度や商品情報は変更される場合があるため、最新の目論見書・公式情報をご確認ください。
